フィボナッチ・リトレースメントで相場の跳ね返りを見る
為替相場の分析手法のひとつに「フィボナッチ・リトレースメント」という分析手法があります。
「フィボナッチ」とは、イタリアの数学者のことで、「フィボナッチ」が発見した理論を応用した分析手法であることから、「フィボナッチ・リトレースメント」と呼ばれるようになりました。
「フィボナッチ」はカタツムリの殻の渦の広がり方など、多くの生物の成長パターンが1.618の比率で成長する事を発見し、多くの自然現象等でこの比率が当てはまるという研究結果を出しました。
為替相場については、多くの人の行動、意思決定の結果、相場が形成されていますので、大きく見れば自然現象という訳で、昔から投資の判断に使用されてきました。
「フィボナッチ・リトレースメント」とは、目標の為替相場を予測する方法です。
予測方法は比較的簡単で、前日の為替の高値から安値を引き、その変動幅の38.2%、50%、61.8%を押し目買いのポイントとして予測する方法します。
相場のトレンドの勢いが強い場合には、32.8%、相場のトレンドの勢いが弱いと感じられる場合には61.8%と比率をつかいわけて分析していくことになります。
この程度の計算であれば、難しい分析を必要としないので、比較的簡単に始めることができるでしょう。
ただし、分析方法はひとつではないし、分析が必ず正しいというわけでもないことに注意しましょう。